世界中のとんでもない家10選

世界中のとんでもない家10選
素敵でおかしな家のデザインが嫌いという人はいないでしょう。世の中には一般的な家もたくさん存在しますが、今回は信じられないほどクリエイティブな家10選をご紹介します。家の所有者たちは間違いなく言葉通り「我が家に勝るものはない」と感じていることでしょう。これら全ての家が必ずしも何百万ドルもするわけではありません。実際とてもお手頃な価格のものも。あなたが住んでみたいと思うかどうかは別問題ですが。それでは、世界で最も突飛な家10選をご紹介します。
目に見えない鏡の家
イタリア北東部に位置するドロミティの人里離れた場所には、美しい自然とため息の出るようなアルプスの景色が。ドロミティは豊かな緑の森と山々に囲まれています。このような美しい場所に家を建てて、その景観を壊してしまおうなどと考える人はまずいないでしょう。ところが、実際に家を建てた人物がいます。そして、ちゃんと問題への対処も忘れませんでした。鏡でできた家です。
Peter Pichler建築事務所は自然のアルプスの美しさと現代の技術とを組み合わせるというアイデアを思いつきました。二つの隣り合った別荘の外側は完全に鏡で作られたため、ほとんど見えません。外壁を覆う鏡により、山や空、木が反射し、建物はまるでそこには何もないかのよう。家の中からも、同様に自然や景観と繋がっているような景色が見えます。床まであるガラスの壁により、山の景色を遮るものは何一つありません。スライド式のドアは外のテラスへと続き、天窓が家全体を照らし、換気します。
自然への敬意を払うために、人間だけではなく他の生物にも見えない外側の鏡張りの壁には、鳥の衝突を防止するためのUVコーティングのラミネート加工が施されています。
ノルウェーの人里離れた小屋
自然に敬意を払い、継ぎ目なく自然に溶け込もうと試みた例をもう一つご紹介します。Snohettaという建築事務所はノルウェーの山の中にほとんど目につかないような小屋を建てました。天然の素材のみを使用したこの家は景観の中に溶け込んで消えてしまいます。外壁は周辺の岩の色や質感を模倣した素材で作られています。屋根の上に生えた本物の草により家が環境に溶け込んでいるように錯覚。
小屋は非常に小さく、高さはたったの37平方メートル程度ですが、実際には21人もの人が入れます。しかし、小屋は車ではアクセスできないような場所に位置するので、そこを訪れることができるのはハイカーか馬に乗った人だけ。小屋に辿り着いたら、暖炉の近くでリラックスしたり、簡単な食事を作ることができます。景観を楽しんだり仲間との交流をする…この人里離れた小さな小屋でできることと言えばそのくらいでしょう。
倉庫の家
次は、外見はなんの変哲もないけれどとても印象的な家をご紹介。Morton Buildersはクラッド鋼板と特徴のない斜めの赤い屋根で作られた、外からはなんてことのない倉庫…のように見える建物を建てました。よくある工業用の倉庫に見えるのため、中が夢のような家になるなんて想像もつかないでしょう。一度中に足を踏み入れると全く違うのです。
中には木製のパネル張りの壁、美しい木の床、高い天井のとても上品な内装になっています。スタイリッシュな装飾とくつろいだ雰囲気の家具が暖かく居心地の良い空間を作ります。メインルームには娯楽のためのバーまで。ベッドルームは豊かで深みのある色で塗られています。家の所有者は狩猟をテーマにしたデザインを希望したため、シャンデリアや家の中の装飾物にそれが反映されています。
ユニークな家を設計するにはスキルを要しますが、Morton Buildingsは平凡な倉庫の中に印象的な居住スペースを作ることで一歩踏み込んだ挑戦をしたのです。
支柱の上の家
人里離れた孤立したライフスタイルに憧れている方のために、ノルウェー沖の小さな島に位置するボートでしかアクセスできない家をご紹介します。ゴツゴツした海岸線の上に立った支柱がその小さな家を支えています。家の屋根はジグザグしていて、その不規則なデザインと高さの違いにより岩の表面が見え、家は景色に溶け込んでいるかのよう。実際には約75平方メートルしかないにも関わらず、オープンなデザインにより実際よりも大きく見えます。
家の中も、マツ材のパネルを使用した壁と木製の梁によって、自然との融合というテーマが引き継がれています。モダンなガラスとスチールを中心にしたシンプルなデザインによって、自然が家のテーマの中心であり続けるよう工夫がされています。オスロに拠点を置く建築事務所Lund Hagem は景観を保ち、景色に溶け込むユニークな住居づくりに成功しました。
ドアの家
今回ご紹介する家の中には豪華で解放的なもの、驚くような建築方法やデザインのものが含まれますが、そのいずれにも当てはまらないおかしな家をご紹介したいと思います。戸口の幅と同じサイズの家です。家は幅たったの61cm程度で2階建て。
窮屈に思えますが、この小さな家に住む女性は心地よいと話します。彼女はベトナムにとても小さな土地を所有していて、小さな家を建ててそこに住んでみようと考えたのです。彼女は少々創造力を働かせ、便利で効率的な居住スペースを作ることに成功しました。実は、ベトナムで家を所有する人にとっては割と一般的なことのようです。ベトナムでは所有する家の幅に応じて税金を支払わなければなりません。その裏をかいたのです!

Lemperle Residenceは建築家のJonathan Segalが設計した、カリフォルニア州、ラホヤに位置する壮観な景色が広がる海に面した住居です。家は通りに背を向け、海の真正面を向くように建てられています。海に直接繋がるような設計になっていて、通りや近所には背を向けています。ふんだんに使った芝生とひろいデッキエリアが最大限に海の眺めに広がりを与えます。一方で、家の両端によりプライベートな空間は守られ、これほどオープンな空間であるにも関わらず、近所に晒されてはいない作り。
家には鋼鉄、コンクリート、クルミ材のみを使用。非常にモダンでありながら、心地良い温かみも確保。風通しの良いレイアウトにより通気性が確保されていながら、寒い季節には家全体に備わった贅沢な床暖房により防寒もばっちり。極め付けに、インフィニティプールと、デッキの端の暖炉、温水浴槽まで完備しています。

テキサス州オースティン郊外にも自然に溶け込む印象的な家、Edgeland Houseがあります。ネイティブ・アメリカンによって生み出されたピットハウスと呼ばれる古い家のコンセプトに基づき設計されました。ピットハウスは通常、部分的に地面に埋まっていて、地面の断熱効果によって心地良い温度が保たれます。
Edgeland houseは風景をデザインの一部として利用するユニークな設計。家自体は2つの別個の棟(むね)に分かれていて、一つが居住スペース、もう一つが寝室になっています。二つの棟をつなぐ屋外の道を通らなければ、二つの棟を行き来することはできません。実際に草が生い茂っている断熱効果のある緑の屋根は、夏には家を涼しく、冬には家を温かくします。家は視覚的にも機能的にも環境に溶け込んでいるだけでなく、最先端のモダン建築が取り入れられています。Edgeland houseは持続可能でエコフレンドリーなライフスタイルの新たな基準を確立し、将来の環境に配慮した建築のモデルとして知られています。
森の中の3つの家
3つの見た目がそっくりなゲストハウスがミネソタ州、ホワイトテイル・ウッズ・リージョナル・パークの急な斜面に建っています。これらはHGA Architects and Engineersにより作られた旅行者専用の家。木製の柱の上に建てられているため、周囲のマツの木にすっかり溶け込んで見えます。家を支える支柱はそれらが建っている森の地面への負荷を軽減するとともに、家がツリーハウスであるかのような錯覚を引き起こします。
3つの客室の面積はそれぞれたったの6.5平方メートル程度しかなく、二つの二つの寝室、ダイニングエリア、追加のゲストが眠ることができるソファーも備わっていて、合計6名を収容可能。家を取り囲むマツの木を使用したこれらの家は本当にツリーハウスにいるような感覚を味わうことができます。またツリーハウスと同じように、バスルームなどの設備は丘の上に別途、設けられています。

本日ご紹介する中で最も豪華な家はこの美しいJewel of Kahanaでしょう。Jewel of Kahanaはハワイのマウイ島西部沿岸に位置する7つのベッドルーム、7つのバスルームを備えた、約836平方メートルのゴージャスな屋敷。家は太平洋に面していて、周囲の岩の壁に溶け込むガラスの窓や壁で作られています。そのため、何も遮るものがなく、太平洋を全ての角度から見渡すことができます。
この素晴らしい海の眺めの先には、家のテラスを両端から取り囲むプールが。デッキは天然の、不揃いな石細工で縁取られていて、不思議な雰囲気を醸し出しつつ、建物と環境の調和に貢献。小さな滝が一方の端の岩の上を流れ落ち、それによって家はさらに自然と融合。極め付けに、もう一方の端には温泉と温水浴槽が備わっています。家の外の美しさや周囲の自然を感じた後は、家の中でゆっくり。広々としたダイニングエリアには20人のゲストが着席できる大きなテーブルが2つあり、キッチンアイランドにさらに10人が着席できます。夕食後、ビリヤード台とスポーツバーを備えた娯楽室に移動するのはいかがでしょうか。そして就寝時—全てのベッドルームは隣の島であるラナイ島、モロカイ島まで眺めることのできる海に面したマスタースイーツ。各部屋にはそれぞれ豪華なプライベートバスルーム、ウェット・バーが付いています。全ての部屋は、窓の外の太平洋とビーチが反射し、明るい青と白で彩られます。さらにゲストを招待したい場合には、別途、約46平方メートルのゲストルームも完備。美しくユニークなゲストハウスは現在売りに出されていて、たったの1500万ドルで購入することができます。
2251サンセットプラザ
最後にご紹介にするのはまだ家にはなっていません。ロサンゼルスの2251 サンセットプラザに位置する富裕層向けの一等地での開発計画はため息が出るようなもの。このエリアは、道にOriole(コウライウグイス)、Warbler(ムシクイ)、Nightingale(ナイチンゲール)、Skylark(ヒバリ)、Robin(コマドリ)、Swallow(ツバメ)など、鳥の名前がつけられていることから、バードストリートと呼ばれています。この10年で、バードストリートはロサンゼルスで最上級の土地となりました。この地区の魅力は、海と都市の眺め、建築、ビバリーヒルズの大手映画会社やショッピング街に近いこと。計画予定地には2軒のオーシャンビューの家を建てることができ、Ameen Ayoubデザイン事務所はそこに建築する建物の案として、とんでもな案を考えました。
そのアイデアは、隣接した二つの巨大でモダンな家—それぞれの家には、ガラス張りのガレージ、溢れ出すインフィニティプール、中から開けることのできるスライド式の壁、プライベートジム、景色を眺めたり娯楽に利用したりするための複数の大きなデッキなど、素晴らしい設備が備わっています。2軒の家の区画は約4366平方メートルで、600万ドル以下で売りに出されています。しかもこの金額には二つのお屋敷を建築するための許可も含まれています。すごいですね!

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